2022年10月22日~23日に開催しました、ゲシュタルト療法・百武正嗣氏(ももちゃん)×ポリヴェーガル理論・津田真人氏のコワボワークショップ『トラウマセラピー2022』に参加された方の感想をご紹介します。

感想に出てくる用語がわからない方やポリヴェーガル理論を初めて耳にされる方は『第1回 ポリヴェーガル理論って何?|産業保健活動にポリヴェーガル理論を活用しよう』(メディカ出版)を参考になさってください。

匿名さん

愛と自由を感じたワークショップ

腹側(迷走神経複合体)を使うことで、愛(背側迷走神経複合体とのブレンド)と自由(交感神経系とのブレンド)に振り子が振られることが印象に残っています。

面談する時の自分の姿勢の大切さを、改めて感じました。 ずっと習っていたカウンセリングでも、人は人の影響を受けるからこそ、自分の安定度合いを高めることを意識してきましたし、そのために面談前には「今の○○さんに向き合います」と伝えるなど、目的や姿勢を含めた自己紹介をしてきました。さらにそれを形から入ることで高めていきたいと思いました。

憧れのまひとさん&ももちゃんのセミナーを大好きなミレイちゃんが主催する、と言うだけでワクワクのセミナー。 その期待を裏切らない内容で、お2人の愛と遊びを具現化した場にいられたこと、それだけで幸せ、満足感がありました。 カタカナ嫌い、人の名前苦手、英語は宇宙語の私はついて行くだけで必死でした。 それでも仲間がいることで、早い段階で交感神経から腹側に切り替えられ、腹側中心でいられたことが、”?”が湧く中でもその場にある愛と遊びを実感できたことに繋がったように思います。 だから私にとってはミレイちゃん、そして仲間の存在がなくてはならなかったし、ありがたかったです。

今、ふと「ラチとライオン」と言う絵本を思い出しました。弱虫のラチがポケットに入るサイズのライオンと出会い、ポケットに入れている心強さから行動が変わると言う話しだが、右のポケットにももちゃんを、左のポケットにまひとさんを入れたい気持ちになってます。

今回のセミナー、心から感謝しています。 ありがとうございました。

匿名さん

「havingの危機」ただ中の光

津田さんのお話のゲシュタルト療法の5層「真の自己」に向かうまでの「havingの危機」の話が一番印象に残っています。今の自分の状況を説明してくれて、また、その先に光があることを教えてもらえて、とても安心して癒されました。私はいま、これまで生きるために、自分を守るために手に握りしめていたものを手放そうとしています。それがあると窮屈だし不自由なので手放したいのだけど、手放すことに葛藤が起きています。手放してしまったら、何の価値もない自分になってしまうのではないかという恐怖があります。でも、引き返したくはないので、ひたすら暗いトンネルを進んでいる感じです。今は不毛の空所への怖れがあるけれど、nothing-nessからno-thingnessに変わったとき、何物にもとらわれず自由に生きられる、「肥沃な空所」にたどり着けるとまひとさんに教えてもらって、とにかく今は進んでいけばいいんだ、と確信が持てました。そして、いまは思い存分、引きこもっていてもいい、というメッセージも受け取ったので、低調なままの私でいようと思います。

上記に書いたことのほかにも、交感神経と副交感神経を行ったり来たり、柔軟であることの大切さも受け取りました。今の私はおおむね低調飛行ですが、そんな中でも浮上したいときがたまにあります。こころって本来は自由に動くものなんですね。これまで、こころの微細な動きも抑圧してきたなぁ、ということにも気づいています。こころが浮上したいときは、それに任せようと思います。また、こころが沈んでいるときも、晴れた空を見るだけで、こころが晴れます。つまり、これが現実へのコンタクトなんですね。ゲシュタルトのワークでは現実にコンタクトする場面がこれまでもありましたが、日常生活でも現実にコンタクトして、「いま、ここ」に戻ることを意識していきたいです。予測可能な安全と、予測不可能な自由。この二つに根差した創造性を手に入れたいです。

たくさんのものをいただいた2日間でした。ももちゃん、まひとさん、みれいちゃん、ありがとうございました。三人が三様でありながら、信頼関係で結ばれていて、いろんなハプニングを許容しているところに、自由で創造的なあり方を見せていただきました。次回開催も楽しみにしています。

匿名さん

安全の奥深さ

「予測可能な安全」と「予測不能の安全」の違いが興味深かった。

安全というものの奥深さをレクチャーの中で実感したので、今後は仕事の中でその部分を意識したい。というか、意識すると思う。

「とにかく濃密な二日間」をありがとうございました。

ももちゃんのセッションを間近で見ることができたこと、まひとさんの講義をリアルで受けられたこと、どれも夢のように楽しい時間でした。

ミレイちゃん、二日間ありがとうございました。

匿名さん

津田さんの解説で、セッションへの理解が深まった

ももちゃんのセッションを、津田さんがポリヴェーガル理論の観点から解説をしてくれたことで、ももちゃんのセッションへの理解が進んだ(特に初日)。「なぜ」「そこで」「そのような提案をするのか」すべてに理由があることがわかった。

セッション中にクライアントが、交感神経、腹側・背側迷走神経のどの状態が優位になっているのか、そういう観点をカウンセラーが持っていることで適切な提案が出来るようになると思う。

津田さんの解説は何度きいても素晴らしく、難解な内容をすっと頭に入るように、腹落ちするように伝えてくれた。今回は、フリッツ・パールズの話も入り、翻訳に対する鋭い切込みもあって更に面白かった。

ももちゃんのセッションは、最初は「見ても何やっているのか、さっぱりわからない」、数年たって「うーん、わかる面もあるが、どうしてあのような提案になるのかなあ」だったが、今回ポリヴェーガル理論の視点を教えて頂いて「そういうことか」という面と「わかったけど、今の自分には無理だな」という面と明確になった。 2日間参加して見ているだけの受講者でしたが、言語化出来なかっただけでたくさんのものを頂いて帰ることが出来ました。また次回開催していただけるようお願いします。

Mさん

すべては適応反応

2日間参加し改めて、自分の身体に起きている反応は生き延びるために適応的に起こしてきたもので、どんな反応もいい悪いではないということがの理解が深まった。瞬間瞬間に起きていることに気がつき、ただそれとともにいる。そこにポリヴェーガル理論からの理解や、ゲシュタルト療法の気づきの3領域を掛け合わせていくと、起きていることに飲み込まれていくことが減るように思う。

ゲシュタルト療法の5つの層の概念をポリヴェーガル理論的視点から説明ができることに感動した。

ももちゃん、まひとさん、みれいちゃん、夢のような2日間、ありがとうございました。年始頃より楽しみにしてきて、期待通り、期待以上、そういう言葉では表現できない体験ができた2日間だったと思います。贅沢な時間でした。ももちゃん、まひとさん、みれいちゃんのあり方そのものが場の安全になっていることをしみじみと感じました。単発のセミナーにも関わらずほとんど凍りつきがなく2日間を過ごせたことが、私にとっては貴重な体験でした。安全だからこそ、恐れはあったものの交感神経を使って質問したり他者と関わったりすることができたように思います。

次の機会も楽しみにしています。必ず参加します。

匿名さん

講義もワークも最高!大満足の2日間

印象に残っていることは、内なる安全をどうみつけて、どう広げていくかというところです。

ベースとなるものが大事ということが、よく分かりました。私は会社員ですが、例えば会社で話し合いをする時などに、細かく確認していくことや、相手の理解を確認していくことを大切にしようと思いました。また、自分が置かれている環境についてどう感じているという事を伝えることも必要なんだと思い、伝える努力をしようと思いました。思考でわかっていることを体で感じることが苦手ですがその一助になりました。

講義だけでもずっと聞いていたいくらいとても素晴らしい内容でした。初心者でも聞きやすく、理解しやすい内容に噛み砕いてご説明頂けて大変ありがたかったです。ももちゃんのワークもいつも通り素晴らしくて、それからの解説が、更にそういうことが起こっているのかと理解を深めることができ、本当に素晴らしい場でした。どうもありがとうございました。

Aさん

サポートの指針を得た

ワーク中にクライアントに起きていることを津田さんが解説してくれたことが学びになった。

このワークショップで得たことは、自分がファシリテーターをするときに、クライアントに何が起きているか?どんなサポートがいいかな方向性を決める指針の一つになると思う。

ももちゃん、津田さん、素晴らしい企画をありがとうございました。次回の開催を希望します。

Aさん

理論と実践の両面から学べた

ポリヴェーガルとゲシュタルトの重なっているところ、相違点を整理頂いたことが印象に残っています。

面談の際に、体の反応もしっかり気を配る、今の自分がどのような感じか(交感神経か、背側か、腹側か)を意識してもらえるような関りをしたいと思います。

とても濃いワークショップの時間でした。複合的に理解できて、楽しかったです。ご一緒できた皆さんのワークやコメントもとても良かったです。貴重な場をありがとうございました!!

匿名さん

身体感覚と心の繋がりと、内なる安全と

講義、ワーク、ワークのシェア・質問、チェックアウトなど、それら全てが繋がって、「私は今、愛を学んでいる最中なのだ」ということが腹落ちしました。すぐに陥ってしまう見捨てられ不安に包まれた時、大切な人達とこのワークショップ中の体験、あの場の安全安心感を思い出して、腹側に帰ってきたいと思います。

身体の芯にあった緊張が抜けている感覚が印象に残っています。緊張が抜ける感覚を思い出しながら、更に自分で意識的にも緩めていきたいです。姿勢のクセは身体に残っていますが、今は「もう常にみぞおちを守らなくてもよい安全なところに居るのだ」という感覚が身体にあると感じています。

ももちゃん、津田さん、ミレイちゃん、貴重な時間をありがとうございました。 上記のような自分の中の身体感覚と、温かいものに包まれているような気持ちが確かにあります。 知的理解と身体感覚と、感情がまさに統合されて、腹落ちしました。 「自分を楽にしたい」という願いがどんどん叶っていっています。 これからも、ワークをたくさん体験し、ポリヴェーガル理論も繰り返し学んでいきます。 本当にありがとうございました!(この言葉では足りません!!) 次回も是非参加したいです! よろしくお願いいたします。

匿名さん

愛のカタチ

自分はワークをしなくてもいいし、受け身でその場でいればいいのではと思って参加しました。

ワークをしている人の体験を自分の体で感じ、どの方のワークもその人とともにある感覚を強く感じ、これも一種の愛の形かと思いました。

また、明日から日常のセラピーをコツコツとやっていきます。今回のワークの体験で一人一人のクライエントさんを大切に思う気持ちが深まりました。

ワークショップの案内
ver.真面目
ver.おちゃらけ